「熟練した才能 トマシュ・ロシツキー」14-13 vsQPR

Arsenal 2- 1 Queens Park Rangers

 

 

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Arsenal

  • 01 Szczesny
  • 02 Debuchy
  • 04 Mertesacker
  • 18 Monreal
  • 03 Gibbs
  • 07 Rosicky (Chambers - 83' )
  • 20 Flamini
  • 19 Cazorla
  • 17 Sánchez
  • 12 Giroud Dismissed
  • 23 Welbeck (Coquelin - 88' Booked )

Queens Park Rangers

  • 01 Green
  • 15 Onuoha
  • 05 Ferdinand Booked
  • 04 Caulker
  • 14 Isla
  • 17 Mutch Booked (Zamora - 71' )
  • 20 Henry (Fer - 62' )
  • 19 Kranjcar Booked
  • 03 Traore (Hoilett - 62' Booked )
  • 24 Vargas
  • 09 Austin
 
"Invincible"が去った後のアーセナルフットボールを作り上げ、体現し続けたプレイヤーこそがトマシュ•ロシツキーである。
前半をケガで棒に振った今シーズンだが、QPRとの復帰戦、34歳になってもそのプレースタイルは唯一無二だった。
「鋭いスプリントができづらくなった。」と自身が語るように、身体に以前のようなキレが戻ることはなかったが、それでもフルスタックなMFを欠いているチームで十分すぎる働きをした。
ミッドフィールドでボールを受けると恐ることなく前を向き相手組織を崩しにかかる。計算されたドリブルは味方のチャンスメイクのための布石である。驚くべきはドリブルの質だ。普通、ひとりでの突破力があると言われる選手というのは一度ドリブルを始めると視野が極端に狭くなりプレイの選択肢が殆どなくなる場合が多い。彼の場合ボールコントロールはもちろんのこと、姿勢が高く周りが見えているから、一度ドリブルを始めても即座にストップ、ターンを状況に応じて選択することができる。また常にパスの選択肢を頭の半分に残しているため、タイミングを逃すことがない。このようなドリブルはメッシのそれと同じ種類の技術である。
34歳を迎え益々熟練の境地に達しつつあるチェコモーツアルト、度重なるケガを乗り越えモーツアルトがこの世を去った35歳をすぎてもヤングガナーズに経験を与え続けてほしいものだ。