バイエルン戦マッチレビュー(感想)
Arsenal 2 - 0 Bayern
Arsenal
- 33 Cech
- 24 Bellerín
- 04 Mertesacker
- 06 Koscielny
- 18 Monreal
- 19 Cazorla
- 34 Coquelin
- 16 Ramsey (Oxlade-Chamberlain - 57' )
- 11 Özil
- 17 Sánchez (Gibbs - 82' )
- 14 Walcott (Giroud - 74' Booked )
Bayern Munich
- 01 Neuer
- 21 Lahm
- 17 Boateng
- 27 Alaba
- 18 Bernat
- 14 Alonso (Kimmich - 70' )
- 25 Müller
- 06 Thiago Alcántara
- 23 Vidal (Rafinha - 71' )
- 11 Douglas Costa
- 09 Lewandowski
ツイッターで誰かも言われてましたが、久しぶりの"永久保存版"的な試合だったので久しぶりの書きます。
アーセナルファンにとっては感動的な勝利の試合であり、同時にフットボールのゲームとして最高峰のクオリティを目の当たりにした、90分間の高尚なエンターテインメントであったと思います。
今季のバイエルンはドルトムント戦以来初めて観ましたが、3シーズン目に入るペップのバイエルンは完璧にペップのチームになっていて、「すごい」としか言いようがなかった。ボアテングの"ドライヴ"からシャビ・アロンソの縦パス、アロンソと二人の"メディオセントロ"、ミュラーとチアゴの素早いリターンパスから、目一杯サイドに広がったコスタへの矢のようなロングフィード。ベレリンはよくコスタを抑えてた方だと思う。しかし、相変わらずレヴァンドフスキ不気味だった。あの身長とフィジカルであんなにテクニカルかつスピーディーなドリブルからラストパスまで出せるストライカーは他にいないと思う。レヴィは今たぶん世界最高のセンターフォワードだろう。
こんな今季全ての試合で勝利しているチームが前半に圧倒的なフットボールを展開してきたらほとんどのプレイヤーは尻込みしてしまってもおかしくはなかったと思う。
そんな中、エジルとカソルラのボールの収まり方はまさに"outstanding"であった。いつものことだがカソルラからボールを奪える人間なんているのかと思わせるようなボールタッチだった。欧州チャンピオンでもどこでも来るなら来いと言わんばかりの余裕のプレーが最高にかっこよかった。バイエルンがボールロストした時の"4mのダッシュ"による集中プレスをかいくぐってサイドを変えるこの二人のプレーは、この試合最も重要なプレーの一つだったと言わざるを得ない。
アレクシスは疲れてたようなので是非時節はターンオーバーしてもらいたい。ベレリンには輝かしいキャリアが待っている、間違いなくワールドクラスのサイドバッカーになれるタレントを持ってる。チェフはこのチームを一つ上のレベルに押し上げてくれた。
ヨーロッパで勝てるチームになりつつあると"今年こそ"信じている。ここから新しい黄金時代がやって来ることを信じてる。そしてその時、ベンゲルが創りあげたロンドンの赤いジャイアントの選手たちは、ヨーロッパの舞台で、メスト・エジルのボールタッチのように、美しい形でボールを回し始めることを。