「CBの組み立て能力」14-15 WESTBROM
- ARSENAL
- 26 Martinez
- 21 Chambers
- 04 Mertesacker
- 06 Koscielny
- 18 Monreal (Gibbs - 23' )
- 16 Ramsey
- 20 Flamini
- 17 Sánchez
- 19 Cazorla
- 23 Welbeck
- 12 Giroud (Oxlade-Chamberlain - 78' Booked )
WEST
- 01 Foster
- 02 Wisdom
- 25 Dawson
- 06 Lescott
- 15 Pocognoli (Gamboa - 75' Booked )
- 21 Mulumbu (Anichebe - 65' )
- 08 Gardner
- 17 Dorrans Booked
- 29 Sessegnon (Samaras - 76' )
- 11 Brunt
- 18 Berahino
2連敗で迎えるウエストブロムとのアウェーマッチ
ある程度組織的な守備ができてショートカウンターを持ってるウエストブロムのようなタイプのチームが下位の中でおそらくアーセナルが最も負けやすいチームといえるだろう。
ラムジーの不調などで中盤のゲームメーカーを欠き攻撃を前線のプレイヤーにほぼ任せきりの今季のアーセナルは、この試合アルテタの負傷欠場もあり殆ど一定してポゼッションをキープすることはできなかった。
ウエストブロムがホームということもあり引いて守ることしなかったためチャンスは訪れたが、ゼロから組み立ててディフェンスを崩したシーンは2回ほどだっただろう。
ウエストブロムは前節チェルシーにカウンター2発であっさりと敗れているが、この試合でも「速い攻め」を意識させるような指示が恐らくベンゲルからでていたのであろうシーンがいくつか目についた。
そしてこの試合最も注目すべきはCBの組み立て能力である。遅攻での中央からの崩しがほぼ望めない今、サイドを崩す得点パターンを作りたい訳だからそのためにはバイタルでラムジーカソルラが前を向いてボールを持つことが必須となる。CBの組み立て能力はその為に非常に大事になってくる。はっきりいって今のCBの組み立てはけして上手くはない。メルテザッカーはセーフティファーストで近くのプレイヤーにボールをわたすが、体の向きが良い(敵に背を向けない)のであまり狙われず目立つことはないが、組み立て能力はほぼ無い。今節復帰したコシェルニーがこのゲームのキープレイヤーだった。供給するパスの質にはムラがあるがDFを引きつけCMFに前を向いて受けさせるようなミドルパスを何本も狙っていた。ウェルベックの得点シーンもコシェルニーからカソルラへのミドルパスが起点となった。
現在アーセナルには本職CBが2人いるがゲームを組み立てる能力に関してはどちらもトップレベルとは言い難い。もしチェンバースをCBとしてコシェルニーと組ませることを考えているのなら、ドビュッシーが離脱してサイドをやらざるをえない状態は非常によくない。
実践を積みさえすればチェンバースはCBとして開花するだろう。
優勝争いに加わるためには冬の移籍市場で1人はトップレベルに近いCBを補強すつ必要があるのは間違いない。